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ヒートポンプを花卉ハウスで活用するメリットは?【おすすめ農業用ヒートポンプも紹介】

投稿日:2023.05.22

更新日:2024.02.19

ヒートポンプは、その効率性や安全性・快適性・省メンテナンス性などが高いことから果物や野菜の飼育・栽培など、さまざまな場面で活躍しています。その特長は花卉ハウスでも生かされていて、農業用ヒートポンプを導入している生産者は少なくありません。今回は、花卉ハウスでヒートポンプを使う利点と、おすすめのヒートポンプを紹介していきます。

ヒートポンプを花卉ハウスで活用するメリット

ハウス栽培をする男性

ヒートポンプを花卉ハウスで活用するメリットとして、以下3点が挙げられます。

  • 燃料コストを下げられる
  • 極端な高温度を避けられる
  • 病気・カビの発生を抑制できる

それぞれ詳細を解説していきます。

燃料コストを下げられる

ヒートポンプは、電気エネルギーによって熱を移動させることで室内を暖める仕組みになっています。重油暖房機など従来の暖房方法では、暖房器具の燃料代が非常に高額になることがあります。しかし、ヒートポンプは燃料を必要としないので、燃料代がかかることはありません。電気代は発生しますが、燃料を使うよりは高効率なので結果としてランニングコストをおさえられるようになります。ヒートポンプの活用は、燃油の高騰に困っている農家にとっても大きなメリットがあるのです。

極端な高温度を避けられる

花卉ハウスでは、安定した生育をするために湿度管理が非常に重要です。農業用ヒートポンプなら、室内の空気を循環させることで、極端な高温度を避けられるようになります。湿度は気温によっても変化してしまいますが、室内の気温を安定させられるヒートポンプなら気温の変化による湿度変化もおさえられるようになるのです。また、温度を安定させると、花卉にとって大きなストレスの原因となる急激な温度の変化がなくなるので、花卉の品質向上も期待できます。

病気・カビの発生を抑制できる

高温多湿の環境下では病気やカビが発生しやすいため、定期的な換気が必要です。病気やカビは、花卉の生育に悪影響を与えるだけでなく、農家の経済的損失にもつながるので、病気やカビを防ぐことは花卉栽培にとって非常に重要なことです。極端な高温度を避けられるヒートポンプを利用すれば、病気やカビのリスクを大きく低減できます。

花卉ハウスにおすすめの農業用ヒートポンプ「ぐっぴーバズーカ」

ぐっぴーバズーカ

花卉ハウスでおすすめの農業用ヒートポンプは、株式会社イーズが開発した「ぐっぴーバズーカ」です。

ぐっぴーバズーカがもつ4つの特長

「ぐっぴーバズーカ」には、以下4つの特長があります。

  • バズーカファンが生み出す「大風量」
  • 高COPで高い省エネ性能
  • 耐候性に優れたボディ
  • フィルターレスでメンテナンスがラクラク

バズーカファンが生み出す「大風量」

「ぐっぴーバズーカ」は、その名のとおりバズーカ級の大風量を生み出せます。農業用に最もおすすめできるツインタイプの場合、その風量は最大166m3/minで、一般的な家庭用エアコンの風量と比べて10倍以上の風量を出しているのです。さらにその風は直進性が高く、風の到達距離は最大52mもあるので、大風量をハウス中に届けられるようになっています。そのため、中小規模のハウスなら循環扇の設置を省略できます。

暖房比較

これだけの大風量をリモコンできめ細かく温度管理できるので、胡蝶蘭、バラなどの管理温度が高い作物から、シクラメン、カーネーションなどの管理温度が中くらいの作物まで、幅広い温度帯での活用にもおすすめです。

高COPで高い省エネ性能

「ぐっぴーバズーカ」は省エネと言われるヒートポンプの中でもさらに高い省エネ性を誇っています。農業用に最適なツインタイプだとCOPは5.81、小規模ハウスに最適なシングルタイプのCOPは5.68、室内機の数を減らしたい場合や除湿重視のハウスに最適なEXタイプのCOPは4.80です。

(※)COPとは、「Coefficient Of Performance」の略で、「エネルギー消費効率」と訳されます。簡単に言うと、車の燃費のようなもの。定められた温度条件で空調機に投入した電気エネルギーに対して、どれだけの空調能力を発揮できるかを表します。数値が大きければ大きいほど効率が高いことを意味します。

その性能を重油式の暖房と比較したのが、以下のグラフです。重油1Lを100円としたときに、同じ加熱量を実現するのにかかるコストは、シングルタイプだと35.2円、ツインタイプだと33.5円、EXタイプだと41.5円と半分以下に削減できることがわかります。

ランニングコスト


この計算を使って重油10,000L分の加熱をする場合と比較すると、以下グラフのようになります。

導入例

100万円が33.5万円なので、実に66.5万円のランニングコストを節約できる計算になるのです。

耐候性に優れたボディ

「ぐっぴーバズーカ」は、耐候性にも優れています。「ぐっぴーバズーカ」の室内機には、室外機と同様のボディを使っているので、水や直射日光にも強くハウスの被覆交換の際など、雨ざらしのままにしてもOKです。

フィルターレスでメンテナンスがラクラク

「ぐっぴーバズーカ」にはフィルターがありません。そのため、フィルターの清掃作業は不要になり、万が一目詰まりを起こした場合も水洗いが可能です。フィルターがなく目詰まりが起こしにくいので、高COPを維持したまま運転できるので非常に効率的です。

用途にあわせて選べる3つのタイプ

「ぐっぴーバズーカ」は用途に合わせて3つのタイプから選択可能です。

ツインタイプ:中・大規模ハウスや暖房効率を求めるハウス向け(農業用)

ツインタイプ(略称:BZツイン)は、定格7馬力、最大9馬力を誇るハウス栽培のハイエンドモデルです。166m3/minの大風量を出しながら、COP5.81と暖房効率が高いので、暖房効率を求めるハウスにおすすめです。

シングルタイプ:小規模ハウスや冷房重視のハウス向け

シングルタイプ(略称:BZシングル)は、定格4馬力、最大7馬力の小型ハウス向けのモデルです。風量は83m3/min、COP5.68で、冷房を重視したいハウスにおすすめです。

エクストラタイプ:余剰スペースが少ないハウスや除湿重視のハウス向け

エクストラタイプ(略称:バズーカEX)は、定格7馬力、最大8.5馬力で、冷暖房機能だけでなく高い除湿機能を兼ね備えたモデルです。風量は最大70m3/minで、除湿重視のハウスや、高温生産の作物におすすめです。

まとめ

花卉ハウスにおける農業用ヒートポンプの使用には、省コスト、品質の安定、病気やカビの低減など、さまざまなメリットがあります。株式会社イーズでは、花卉ハウスでの実績も豊富なヒートポンプを3種類もラインナップしているので、「花卉ハウスに適したヒートポンプを導入したい」という方は、ぜひ株式会社イーズまでお問い合わせください。ヒートポンプのプロが事業者様に最適なご提案をいたします。

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