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業務用スポットエアコンの効果的な使い方!導入方法も

投稿日:2023.02.12

更新日:2024.02.19

特定の範囲をピンポイントで冷却できる業務用スポットエアコンは、上手に運用することで非常に大きな効果を発揮できます。今回は、業務用スポットエアコンの効果的な使い方と、おすすめの業務用スポットエアコンの特徴と導入事例について解説していきます。

業務用スポットエアコンの効果的な使い方

業務用スポットエアコンはさまざまな場所で活躍しています。ここでは代表的な3つの場所と、それぞれの場所での効果的な使い方を紹介していきます。

体育館

体育館のイメージ

体育館は上部が大きな窓ガラスで覆われていて太陽光を取り込む構造になっているにもかかわらず、建物は金属屋根や鉄骨で作られている上に密閉されていて風が通りにくくて熱が逃げにくい構造になっています。加えて体育館は使用時には多くの人が中で活動し湿度が高い状態も維持されるので、熱中症事故が起こりやすい場所です。実際に環境省情報サイトのデータには、部活動中の熱中症事故のうち約30%が屋内スポーツで発生しているとされています。

解決策の1つとして大型扇風機はありますが、大型扇風機だと熱中症リスクを左右する湿度までは下げられません。エアコンなら気温だけでなく湿度も下げられるので、熱中症リスクを大きく低減できます。スポットエアコンなら埋込形のエアコンなどに比べると費用も工事期間も大幅に削減することも可能です。加えて柔軟に設置場所を選べるので、体育館の中で最も効果の高い配置で設置することも可能になります。

工場・倉庫

工場・倉庫のイメージ

工場や倉庫も体育館と同様に熱がこもりやすく逃げにくい構造になっています。そのため、過酷な暑さとなる夏場に工場や倉庫で働いている人は、大きな熱中症リスクにさらされてしまいます。工場や倉庫に従来型の埋込形エアコンを設置するのはコストや工期の観点から現実でない場合も多いでしょう。だからといって扇風機では、根本的に熱中症のリスクを低減できません。また酷暑による作業は、熱中症に至らなくてもミスを誘発してしまいます。その結果、製品を傷つけてしまったり、労災を起こしてしまったりすることも考えられるでしょう。そこで活躍しているのがスポットエアコンです。

スポットエアコンには、熱中症リスクを軽減できる効果があることはもちろん、職場の生産性向上にも効果があります。JETROの研究結果では、エアコンが設置されていない縫製業の工場では、最高気温35℃以上の日が1週間のうち1回増えるだけで、製造ラインにおける1日あたりの生産量が週平均で4~8%も減少することが報告されています。

一方で、エアコンが設置されている製造ラインでは、「生産量の減少は観察されなかった」と結論づけられました。NASAの報告では、工場の温度が29℃以上になると、単位時間あたりの生産量が18%減少し、作業ミスの発生量が40%も増加するとしています。これらのことから、職場の温度環境を適切に制御することが、いかに生産性にとって大事かがわかるでしょう。

出典:

暑すぎると働けない!? 気温が労働生産性に及ぼす影響《途上国研究の最先端》(橋口 善浩) – アジア経済研究所

NASA CR1205-1

屋外

屋外のイメージ

スポットエアコンは、暑熱対策が必要となる屋外でも活用されています。たとえば、野外イベントや屋外の作業場などです。野外イベントや屋外の作業場で熱中症リスクを下げようとしても、通常のエアコンを設置するのは困難でしょう。そこで活躍しているのが、気温と湿度をピンポイントで下げられる業務用スポットエアコンです。スポットエアコンは、イベント会場や作業場以外にも、飲食スペースがある飲食店や、屋内にエアコンを設置できる場所がない飲食店でも活躍しています。イベント会場や作業場以外にも、飲食スペースがある飲食店や、屋内にエアコンを設置できる場所がない飲食店でも活躍しています。

業務用スポットエアコンを導入するなら

スポットバズーカ

業務用スポットエアコンの中でおすすめしたいのが、体育館・工場・屋外で多数の導入実績を誇る株式会社イーズの「スポットバズーカ」です。

スポットバズーカの特徴

「スポットバズーカ」には、以下4つの優れた特徴・魅力があります。

  • 快適な冷風を狙ったところに届けられる
  • 導入コストもランニングコストもお得
  • 一般的な三相200Vのコンセントだけで設置可能
  • メンテナンスが手軽

快適な冷風を狙ったところに届けられる

「スポットバズーカ」は、最大風速8m/sの超強力な冷風を送れます。一般的な業務用エアコンの最高風速が4m/s程度、家庭用の扇風機の最高風速が3m/s程度なので、「スポットバズーカ」の冷風がいかに強力なのかがわかるでしょう。強力な冷風は50m離れたところからでも、人が作業している場所にピンポイントで届けられる構造になっています。「スポットバズーカ」の冷風を間近で受けたときの体感温度は、春先の平均気温並の14℃なので、酷暑の夏場であっても冷風が当たる場所は快適な環境を実現できます。飲食店や、屋内にエアコンを設置できる場所がない飲食店でも活躍しています。

導入コストもランニングコストもお得

「スポットバズーカ」は、他のエアコンよりもイニシャルコストを安くできます。人が作業している場所だけをピンポイントで狙って効率よく冷却できるので、通常のエアコンよりも設置台数を少なくして、冷房能力も低くおさえられるからです。「スポットバズーカ」は、通常のエアコンに比べて「半分程度の台数」あるいは「半分程度の冷房能力」で済ませられます。台数または必要能力が半分になれば、導入コストも当然半分で済むのです。

加えて「スポットバズーカ」は工場内の人がいない空間(=無駄な空間)を冷やさずに済むので、ランニングコストの点でもお得になります。空気に熱(冷熱)を効率的に伝える目的で、空気に触れる熱交換機をなるべく大きくし、ファンの風量を大きくして熱交換器に触れる空気量を増やしているので、ランニングコストを格段におさえられる構造になっているからです。

一般的な三相200Vのコンセントだけで設置可能

「スポットバズーカ」は一般的な三相200Vのコンセントがあれば、通常の業務用エアコンと同じ方法で電源接続が可能です。「エアコンの設置には長い工期が必要では?」と思われがちですが、「スポットバズーカ」なら短期間の工期で設置できるので安心です。室外機と室内機が一体になった一体型であれば、工事期間ゼロ日でも設置を完了できます。

メンテナンスが手軽

「スポットバズーカ」には通常のエアコンにあるようなフィルターがありません。万が一の目詰まりが起きても、まるごと水洗いできる設計になっています。したがって、特殊なメンテナンス作業は一切必要ありません。

製品詳細

スポットバズーカの適用方法の違いで2タイプ、機種の違いで大きく3タイプあります。

1)適用方法による違い
・別置型:通常のエアコンのように室内機は室内に、室外機は室外に固定設置する形です。工場内の設置スペースが限られていても設置可能です。
・一体型:室内機・室外機ともにキャスターが付いた一つの架台の上に搭載された移動可能な形です。工場内の稼働状況に応じて、風を送る場所を柔軟に変えられるメリットがあります。

2)機種
・シングルタイプ:室内機112型1台と室外機140型1台が接続されるタイプです。別置型と一体型があります。
・ツインタイプ :室内機112型2台と室外機224型1台が接続されるタイプです。別置型のみとなります。
・EX(エクストラ)タイプ:室内機180型1台と室外機224型1台が接続されるタイプです。別置型と一体型があります。

業務用スポットエアコンの使い方・導入事例

業務用スポットエアコンは実際にどのように使われているのか?「スポットバズーカ」の導入事例をもとに解説していきます。

体育館

体育館ではスポットエアコンをキャットウォークに設置することが一般的です。キャットウォークに設置することで、人が活動している場所(体育館の下半分)に冷風を効率的に届けられるからです。

茨城県下妻市の市立総合体育館

茨城県下妻市の市立総合体育館様および市立千代川体育館様では、全室に合計32セットの「スポットバズーカ」を導入していただきました。これらの体育館では、空調を導入できていないことが長年の懸念事項となっていましたが、導入費用がハードルになってエアコンの導入が進んでいませんでした。しかし、導入費用を格段に安くおさえられることから「スポットバズーカ」を導入いただいています。

導入事例の詳細:茨城県下妻市立体育館2ヶ所にスポットバズーカを全室導入

工場

工場では、作業場に向けて直接強力な冷風が当たるようにスポットエアコンが設置されます。

自動車整備工場

上の写真の自動車整備工場様では、真夏になると外気温が35℃、整備場内は外気温と同等かそれ以上の気温になる場所です。風遠しが悪いこともあり、熱中症のリスクが極めて高い作業場になっていました。「スポットバズーカ」の導入によって、作業場にも効果的に冷風を届けられるようになりました。自動車整備場の中はホコリも多く、電気機器にとっては過酷な使用条件ではありますが、耐環境性に優れた「スポットバズーカ」は安心してご採用いただいています。

導入事例の詳細:半開放の自動車整備工場内でも作業スペースだけを狙って 冷やすスポットバズーカで 空調設置費用を大幅におさえた

倉庫

倉庫内でも、人が作業をする場所や風が通りやすい通路などに向けてスポットエアコンを設置するケースがほとんどです。

倉庫

この倉庫は、サッカーコートよりも大きいことに加えて天井が10m以上あったので、部屋全体を冷却する空調設備には莫大な費用がかかると試算されていました。スポットバズーカ」を導入することで、遠く離れた場所からでも作業場に風を送れるので、省スペースでエネルギーを無駄にすることなく快適な環境を提供できています。テストをしながら順次設置をし、今では7カ所の物流倉庫に合計117台を採用いただいています。

導入事例の詳細:物流業界初の大規模導入、7か所に117台!!

屋外

スポットエアコンの屋外設置の例として、屋外に開放されたランチルームがあります。

屋外

山梨県昭和町立常永小学校様のランチルームは、窓を常に開放して換気しながらエアコンを使いたいというご要望がありました。通常のエアコンで実現するのは難しいことから、「スポットバズーカ」をご採用いただきました。丸ごと水洗いもできる高い耐候性を誇る「スポットバズーカ」ならではの配置といえます。写真のように大部分を屋外に設置することで、ランチルームのスペースを圧迫することがなく、換気したまま室内を冷却できるようになりました。「コロナ対策として冷房・換気が同時にできる」として高く評価いただいています。

導入事例の詳細:一体型を「屋外設置」⇒コロナ対策として冷房・換気が同時にできる

まとめ

まとめ

スポットエアコンは、紹介してきたように体育館、工場、倉庫、屋外など、通常のエアコンが設置しにくい場所、または設置に莫大な費用がかかる場所で大変重宝する空調設備です。株式会社イーズの「スポットバズーカ」は、数多くの場所で熱中症対策の目玉として活用されています。「業務用スポットエアコンを検討したいけど、使い方がいまいちよくわからない」という方は、株式会社イーズまで、ぜひお問い合わせください。スポットエアコンのプロが最適なご提案をいたします。

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