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工場の暑さ対策(暑熱対策)・熱中症対策は必須!おすすめの空調機器やグッズを紹介

投稿日:2022.10.11

更新日:2024.02.19

エアコンと工場

夏場の厳しい暑さが年々増している中で、職場の暑さ対策(暑熱対策)・熱中症対策は安全衛生管理の中でも重要事項になっています。しかし、事務所に比べると工場の暑熱対策は、ハードルの高さから後手にまわりがちでした。

今回は、「工場の熱中症対策を手軽に実現したい」という方に向けて、個人向けのおすすめのグッズや大きな工場であっても低コスト・短期間で導入できる空調機器を紹介していきます。

工場の暑さ対策・熱中症対策が必須の理由

工場の暑さ対策・熱中症対策が必要となる理由は、以下4つです。

  • 熱がこもりやすい構造だから
  • 機械から熱が発生するから
  • 熱中症リスクが高い場所だから
  • 生産性に影響するから

熱がこもりやすい構造だから

工場の建屋は、屋根や壁など太陽光を受ける面積が大きく、建物の外側が常に熱を帯びた状態になります。一方で、風通しが悪くなってしまうことから、熱が外に逃げずに工場の中でこもってしまいます。

機械から熱が発生するから

外から熱を受けるだけでなく、内部で発生した熱も工場内の温度を上げる要因になります。一般的に工場には多数の機械設備があり運転のたびに熱を発生させてしまうので、ますます熱がこもりやすい状況になります。外からの熱と内部で発生した熱が、工場内にこもることで一種のサウナのような状態を作ってしまうのです。

熱中症リスクが高い場所だから

厚生労働省が定める暑さ基準(WBGT)によると、工場内で想定される作業(軽量な荷車や手押し車を押したり引いたりする作業等)では、26℃~28℃を熱中症リスクが防げる基準値として定めています。しかし、空調設備が不十分な工場内は気温が30℃を超えて、WBGTの基準から外れることも珍しくありません。

熱ストレス指数の基準値表

出典:職場における熱中症対策マニュアル 厚生労働省

「うちは、適度に換気しているから大丈夫」と思うかもしれませんが、熱中症のリスクを軽減するには温度だけでなく湿度のコントロールも重要です。実際に熱中症のリスクは温度以上に湿度に依存することが知られています。そのため、「配慮しているつもりだから問題ない」と過信しないようにしましょう。

生産性に影響するから

気温の上昇は工場の生産性にも影響を及ぼします。気温と生産性の関連については参考になるのが、JETROが発表している研究結果です。研究結果によると、エアコンが設置されていない縫製業の工場では、最高気温35℃以上の日が1週間のうち1回増えるだけで、製造ラインの1日あたり生産量が週平均で4~8%減少するとしています。

一方で、「エアコンが設置されている製造ラインでは、生産量の減少は観察されなかった」と結論づけており、暑さ対策には生産性低下の防止効果があるとわかります。

出典:暑すぎると働けない!? 気温が労働生産性に及ぼす影響

以上のような理由から工場の暑熱対策は必須といえます。

工場の主な暑さ対策・熱中症対策といえば?

工場の主な暑さ対策・熱中症対策には以下の3つの方法があります。

  • 暑さ対策グッズ
  • 冷風扇
  • スポットエアコン


工場の主な暑さ対策には個人での対策や工場全体の暑熱対策に分けられます。以下でそれぞれ解説していきます。

暑さ対策グッズ

暑さ対策

まずは個人でできる方法として暑さ対策グッズを活用することです。「空調服」「クールベスト」などがおすすめグッズとしてあげられます。

空調服とは小型ファンの付いた服のことで外気を服内に送り込むことで汗を蒸発させて気化熱で体温を下げる仕組みです。

クールベストとは保冷剤を入れられるポケットの付いたベストのことでこちらも個人向けの暑さ対策グッズの定番です。

個人での暑さ対策を検討している場合には、こうしたグッズを活用するのがいいでしょう。

次に工場全体の暑熱対策として「冷風扇・冷風機」「スポットクーラー」について解説します。

冷風扇・冷風機

冷風扇
冷風扇とは、水の気化熱を利用して空気の温度を下げて送風する機械です。冷風扇は、扇風機のように風を送る装置ですが、その風に水蒸気を加えて送る仕組みになっています。水蒸気を使うことで温度を下げられる一方で、その水蒸気により湿度は上がってしまうデメリットがあります。
先ほども解説したように、湿度は熱中症リスクを高める要因になるので冷風扇を使うと、熱中症対策には逆効果になってしまうのです。さらに、湿度の上昇は機械設備の故障リスクを高める要因になったり、錆などにより製品の歩留まりをわるくしたりします。
冷風扇は屋外のライブ会場やイベント会場を冷却する手段としてよく用いられますが、湿気がこもってしまう工場での使用はおすすめできません。また、冷風扇には、水蒸気を発生させるために定期的な水の補給が必要になるデメリットもあります。

スポットエアコン

スポットエアコン

スポットエアコンとは、局所的に強い冷風を送り、狙った場所だけを快適に冷やすためのエアコンです。スポットエアコンだと、冷却できるだけでなく除湿の効果も得られるので、工場内での熱中症リスクを軽減するのに適しています。スポットエアコンは、工場全体を冷却できないことがデメリットではあるものの、人の作業場所だけを狙ってピンポイントで冷却できます。人がいるところだけでも適切な温度にできれば十分に熱中症を予防できるので、工場の暑さ・暑熱対策、熱中症対策としては効果の高い機器といえるでしょう。

スポットエアコンと冷風扇の比較を簡単にまとめたのが下図です。

空冷機器の方式比較

スポットエアコンと冷風扇・冷風機の違い【メリット・デメリット】


工場の暑さ対策・熱中症対策には大型スポットエアコンが最適

一般的に工場全体を冷却しようとすると、能力の大きなエアコンが大量に必要になってきます。そのため、コストは高くなり、導入までの期間も長くなってしまいます。

しかし、先ほど紹介した大型スポットエアコンを使えば、低コストで手軽にエアコンを導入できるのです。工場の暑さ対策・熱中症対策としてのスポットエアコンには、以下のようなメリットがあります。

  • 工場内の作業場所にだけ風を届けられる
  • 導入台数を従来型エアコンよりも少なくおさえられる
  • 導入コストを安くできる
  • ランニングコストもおさえられる

工場内の作業場所にだけ風を届けられる

スポットエアコンは、吹出口の風が超強力です。たとえば、株式会社イーズの「スポットバズーカ」だと最大風速は8m/s。一般的な業務用エアコンの最高風速が4m/s程度、家庭用の扇風機の最高風速が3m/s程度であることを考えると、「スポットバズーカ」がいかに強力な風を出しているかがわかります。吹出口のストリーマと呼ばれる複雑な形状のグリルが旋回流を生み出し、大風量を設置場所から約50m先まで届けるので、工場内でも人が作業をしているところだけをピンポイントで狙えます。「スポットバズーカ」の冷風を受けたときの体感温度は、春先の平均気温並の14℃なので、工場内の熱中症対策としても申し分ありません。大空間となる工場全体にエアコンの効果を及ぼすことなく、作業者にとって快適な環境をピンポイントで効率的に生み出せるのがスポットエアコンなのです。

扇風機の回転数や風速ってどのくらい?体感温度はどう変わるの?

導入台数を従来型エアコンよりも少なくおさえられる

工場内全体に冷風を行き渡らせようとすると、かなりの台数のエアコンが必要になります。しかし、大型スポットエアコンであれば、これまで解説してきたように風が遠くまで届くだけでなく狙ったところに届きます。たとえば、室内機を天井の半分以下の高さに設置することで、人が作業をしている工場の下半分のみに冷風を送ります。そのため、通常のエアコンに比べて「半分程度の台数」あるいは「半分程度の冷房能力」で工場内の空調を実現できるのです。

大型スポットエアコンは設置も簡単です。室外機は通常の業務用エアコンと同じ方法で設置可能で、室内機も工場内に直接置けます。必要台数が少なく設置も簡単なので工事は1日もあれば完了できます。工事や操業の計画に頭を悩ませることもありません。

導入コストを安くできる

設置が簡単で、台数や必要能力が半分で済めば、従来型のエアコンに比べて導入コストを大幅に減らせます。「作業場の環境改善をしたいけど、コストが高くて導入に踏み切れない」という事業者様にとっては、大型スポットエアコンを有力な選択肢にできることでしょう。

ランニングコストも安くできる

設置台数をおさえられる大型スポットエアコンは、イニシャルコストだけでなくランニングコストをおさえることにも貢献できます。「スポットバズーカ」の場合、空気に熱(冷熱)を効率的に伝えるにはどうしたらよいかを突き詰めて考えて、空気に触れている部分(熱交換機)をなるべく大きくし、ファンの風量を大きくして熱交換器に触れる空気量を増やしました。そのため、冷暖房の効率が非常によいので、ランニングコストは格段に安くなっています。

工場の暑さ対策・熱中症対策におすすめの空調機器

スポットバズーカ

工場の暑さ対策・熱中症対策でスポットエアコンを選ぶなら、株式会社イーズの大風量スポットエアコン「スポットバズーカ」がおすすめです。「スポットバズーカ」には、大きく分けて以下の種類があります。

1)適用方法による違い
  ・別置型:通常のエアコンのように室内機は室内に、室外機は室外に固定設置する形です。工場内の設置スペースが限られていても設置可能です。
  ・一体型:室内機・室外機ともにキャスターが付いた一つの架台の上に搭載された移動可能な形です。工場内の稼働状況に応じて、風を送る場所を柔軟に変えられるメリットがあります。

2)機種
  ・シングルタイプ:室内機112型1台と室外機140型1台が接続されるタイプです。別置型と一体型があります。
  ・ツインタイプ :室内機112型2台と室外機224型1台が接続されるタイプです。別置型のみとなります。
  ・EX(エクストラ)タイプ:室内機180型1台と室外機224型1台が接続されるタイプです。別置型と一体型があります。

「スポットバズーカ」は、先ほど紹介したスポットエアコンの特徴をすべて兼ね備えた、工場の暑さ対策にうってつけの商品です。


「スポットバズーカ」工場への導入事例

「スポットバズーカ」は、おかげさまで多くの工場でご採用頂いています。ここでは、代表的な事例を3つ紹介します。

自動車整備場(京都トヨタ自動車様)への導入事例

京都トヨタ自動車株式会社では、京都府内の9店舗で「スポットバズーカ」をご採用頂きました。「従来型のスポットクーラーと比較しても風量が大きく1か所にとどまらない作業でも快適になりました。おかげでより集中して作業に取り組めるので非常に助かりました。また、外から整備工場に入ると明らかに施設内が涼しく、非常に驚きました。」との声を頂いています。

導入事例:自動車整備場内にエアコンの冷風が行き渡り快適な環境になりました。(京都トヨタ自動車様)

自動車整備場(カーテック神中様)への導入事例

作業エリアのみ(必要なところだけ)を狙って冷風を吹くため一般的なエアコンを導入した場合に比べ大幅にイニシャルコストが抑えられること、屋外でも使用できる耐環境性でありながらメンテナンスが楽なことが決めてとなり、「スポットバズーカ」をご採用頂きました。「初めてスポットバズーカを導入しましたが、外気が入る半開放の整備場内でも冷房の風が10メートル以上届き、作業員が快適に整備することができました。お陰で仕事の効率もアップしました」との声を頂いています。

導入事例:半開放の自動車整備工場内でも作業スペースだけを狙って 冷やすスポットバズーカで 空調設置費用を大幅におさえた

薬品製造工場様への導入事例

熱中症対策機器を探していた際、展示会で「スポットバズーカ」の存在を知ってもらい、最初に導入した工場で一体型、のちに2工場で別置型を導入して頂きました。「半開放の工場内であるために気温は35度以上になっており、その中での作業はとても大変でした。液体を扱っているので工場内は湿度も高く、熱中症の危険性が高い厳しい環境でしたが、スポットバズーカ の導入後は、作業エリアを中心に乾いた冷風を感じることができて、作業している社員にも大変好評です」との声を頂いています。

導入事例:追加導入決定!これだけの大風量のスポットエアコンは他にないと大好評!


工場の暑さ対策・熱中症対策なら

工場の暑さ対策・熱中症対策の必要性は高まっているものの、導入コストの高さから対策に躊躇している事業者様は少なくありません。しかし、この記事で紹介した大型スポットエアコン「スポットバズーカ」なら、低コスト・短期間での導入が可能であるにもかかわらず、熱中症対策として高い効果を発揮できます。工場の暑さ対策・熱中症対策でお困りの方は、ぜひ「スポットバズーカ」
の販売元である株式会社イーズまでご連絡ください。事業者様にご満足頂けるご提案をいたします。

スポットバズーカ

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