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工場の作業効率を改善するには?アイデア&事例を紹介

投稿日:2022.09.01

更新日:2024.02.19

工場の作業効率を改善することは、工場管理者にとって最も重要な業務の1つといえるでしょう。作業効率を改善することで、工場の本質的な能力アップができるだけでなく、従業員のモチベーションを高めることにもつながるからです。今回は、工場の作業効率を改善するメリット、改善時の注意点、改善アイデアについて解説し、その中でも特に即効性の高い空調設備の導入について掘り下げていきます。

工場の作業効率を改善するメリット

パソコンで売上管理をするスタッフ

工場の作業効率を改善することで、以下3つのメリットがあります。

  • 生産性が向上する
  • 人手不足の解消につながる
  • 安定した品質で製品を作れる

それぞれ詳細を解説していきます。

生産性が向上する

作業効率を改善できると、1作業あたりにかかる時間を減らせるようになります。そうすると、同じ生産量をより少ない時間で実現できるようになるので、工場自体の生産性を向上させられます。

人手不足の解消につながる

作業効率が悪い職場では、作業により多くの人が必要となるので、常に人手不足のリスクに晒されます。「作業効率が悪いから人手が必要になる」⇒「急ピッチで人を採用して未熟な作業者が増える」⇒「作業者が未熟なためにますます作業効率が悪くなる」。人手不足はこのような悪循環に招くリスクもあります。

安定した品質で製品を作れる

効率がよい状態だと、ムダ、ムリ、ムラがありません。ムダ、ムリ、ムラがなくなれば、工場で安定して製品を生産できるようになり、結果として品質を安定させられるようになります。

工場の作業効率を改善する際のポイント・注意点

中指を立てる製造業スタッフ

工場の作業効率を改善する際に注意すべきポイントは3つあります。

  • 効率改善の目的を明確にする
  • 部分最適にならないようにする
  • 従業員の気持ちに配慮する

それぞれ詳細を解説していきます。

効率改善の目的を明確にする

効率改善は何らかの目的を達成するための手段です。目的の例としては、作業改善が進み品質のよいものを作ること、作業改善によって生産性を上げて作業員の給料をアップさせることなどがあるでしょう。「効率改善」だけを叫んでしまうと、手段が目的化することもあるので、目的を明確にすることを意識しましょう。

部分最適にならないようにする

作業効率の改善が特定の部門や特定の作業ラインだけに効果があっても、工場全体では大きな改善効果を期待できません。作業効率を改善するときは、部分最適の改善ではなく全体最適の改善になっているかを常に意識する必要があります。

従業員の気持ちに配慮する

作業効率の改善を実際に担うのは現場の従業員です。いくら数字上は生産性が上がるからといって、従業員に極端な負荷をかけてしまえば、その効率化は長続きできません。現場の従業員が気持ちよく働けることを前提とした効率改善を意識しましょう。

工場の作業効率を改善するアイデア

工場でミーティングをするスタッフ

工場の作業効率を改善するアイデアとして、以下4つが挙げられます。

  • 5Sを徹底する
  • ITツール・業務アプリを活用する
  • 作業マニュアルや教育研修を充実させる
  • 職場の環境を改善する

それぞれ詳細を解説していきます。

5Sを徹底する

作業効率を改善は地道な施策の積み重ねです。そういう意味では、まずは工場の基本である5S(整理、整頓、清掃、清潔、しつけ)を徹底することが大事でしょう。よく整理・整頓された職場は、どこに何があるかが明確なので作業員が迷うこともありません。清掃、清潔が行き届いた職場は作業員が気持ちよく働くためのベースになります。ルールを遵守するようにしつけをすることで、イレギュラーなことが起こりにくくなります。月並みではありますが、凡事を徹底することが効率改善の基礎なのです。

ITツール・業務アプリを活用する

ITツールや業務アプリを活用することも有効です。紙で管理していた帳票をITツールで見える化して、全社員に共有できるようになれば、問題がある箇所をすばやく特定して対応できるようになります。また、日々のデータを蓄積することで、長期的な視点で生産性の良し悪しを分析できるようにもなり、効率改善アイデアの精度を高められるようにもなります。

作業マニュアルや研修を充実させる

小さくテストして成功した改善アイデアは、標準化して工場全体の改善につなげる必要があります。標準化のために必要となるのは作業マニュアルや研修でしょう。現場でうまくいっていることをその現場だけの成果にせず、作業マニュアルや研修を通じて広く横展開できれば、工場全体の効率改善につながっていきます。

職場の環境を改善する

工場用スポットエアコン

職場の環境改善に力を入れることも効率改善には寄与します。環境改善の代表例が空調設備の導入です。「空調設備だけで生産性が大きく改善するの?」と思うかもしれませんが、興味深い研究結果が2つあります。

JETROの研究結果では、エアコンが設置されていない縫製業の工場では、最高気温35℃以上の日が1週間のうち1回増えるだけで、製造ラインの1日あたり生産量が週平均で4~8%も減少することを示しました。一方で、「エアコンが設置されている製造ラインでは、生産量の減少は観察されなかった」と結論づけています。

NASAによる報告でも、工場の温度が29℃以上になると、単位時間あたりの生産量が18%減少し、作業ミスの発生量が40%も増加するとしています。これらのことから、職場の温度環境を適切に制御することが、いかに生産性にとって大事かがわかるでしょう。

出典:

1)暑すぎると働けない!? 気温が労働生産性に及ぼす影響《途上国研究の最先端》(橋口 善浩) – アジア経済研究所

2)NASA CR1205-1

工場の作業効率を改善するなら冷暖房兼用スポットエアコン「バズーカEX」がおすすめ

スポットバズーカEX

空調設備の導入が作業効率の改善に寄与するとはいっても、「空調設備の導入なんて簡単じゃない!」と思っている人も少なくないでしょう。実は、従来型のエアコン(天井埋設カセット形や、天井吊形など)よりもはるか簡単・低コストで導入できるエアコンがあるのです。それは、株式会社イーズが開発したスポットエアコン「バズーカEX」です。

「バズーカEX」は、コンパクトな作りでありながらも、作業者がいる場所だけを狙ってピンポイントで快適な冷風や温風を届けられるので、手軽に作業者周辺の温度環境改善をできます。そのため、従来型エアコンのように大掛かりな工事を必要とせず、工事期間は最短1日、コストは従来型に比べて半分で済ませられます。

「バズーカEX」は4列熱交という技術によって実現した強力パワーを誇るスポットエアコンでもあります。一般的なスポットエアコンと比べると、空気の吸込温度と吹出温度の温度差を表すΔT(デルタT)は2倍に、1時間あたりの除湿量は3倍の性能になっています。そのため、一般的な冷暖房兼用スポットエアコンだけでは対応が不十分だった、40℃前後の酷暑作業場であっても快適な作業空間を提供できる特長があります。

「バズーカEX」の詳細はこちら

工場の作業効率の改善事例

日産自動車様に設置されたスポットバズーカ

「バズーカEX」を積極的に導入頂いたお客様の代表例として、日産自動車様の取り組みをご紹介します。

日産自動車様の各工場や事業所では、元々従来型のスポットエアコンである「スポットバズーカ」が100台以上導入されていました。しかし、工場内でも40℃を超える酷暑となる場所では、「スポットバズーカ」の吹出温度が高くなってしまい、効果が十分でなかったことから、「バズーカEX」の導入を決めて頂きました。「バズーカEX」の導入後は、酷暑エリアでの職場環境はより快適になり、作業効率もアップしたという喜びの声が届いています。

「バズーカEX」の導入事例はこちら

まとめ

営業と製造担当の連携

工場の作業効率を改善するアイデアは複数ありますが、工場全体の作業効率をただちにアップさせられるのが空調設備の導入です。株式会社イーズが開発した「バズーカEX」なら、従来のエアコン設備に比べて短期間・低コストで導入できるので、空調設備の導入に躊躇している工場管理者の方にもおすすめできる商品です。「バズーカEX」について、さらに詳しく知りたい方は、ぜひ株式会社イーズまでお問い合わせください。

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