TOPへ戻る

部活の熱中症・暑さ対策を解説!体育館へのおすすめの方法も

投稿日:2022.08.12

更新日:2024.02.19

バレーボール

年々厳しくなる夏の暑さの影響で、熱中症による死亡事故も増加傾向にあります。熱中症事故のリスクは運動時には特に高まることが知られていて、運動時だとそれほど高くない気温(25~30℃)でも湿度が高いと熱中症を引き起こしてしまうのです。

環境省と文部科学省が共同でまとめた「学校における 熱中症対策ガイドライン作成の手引き」にも、「学校での熱中症による死亡事故は、ほとんどが体育・スポーツ活動によるものです」と明記されています。

出典:環境省・文部科学省「学校における 熱中症対策ガイドライン作成の手引き」から引用

学校における体育・スポーツ活動の代表例が部活動です。環境省熱中症予防情報サイトのまとめによると、学校での活動中に起きた熱中症のうち、中学校では67%が、高等学校では69%が、部活動時に起きているとしています。

※中学校・高等学校での熱中症事故発生時の活動

中学校・高等学校での熱中症事故発生時の活動

出典:部活動中の熱中症対策(環境省熱中症予防情報サイト)

今回は、熱中症リスクの高い部活動における対策について解説していきます。

部活の熱中症・暑さ対策の基本

バスケットボールをしている様子

先ほど引用した「学校における 熱中症対策ガイドライン作成の手引き」に記載されている熱中症予防の原則を参考にすると、以下4つのことが基本的な対策であるとわかります。

・環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給を行うこと
・暑さに徐々に慣らしていくこと
・個人の条件を考慮すること
・服装に気を付けること

以下に詳細を解説していきます。

環境条件を把握し、それに応じた運動、水分補給を行うこと

暑いときにはこまめに水分を補給する必要があります。運動前後の体重を測ることで運動によって失われた水分がわかるので、体重の2%以上の水分(体重50kgだと1L分の水分)が失われている場合には、すみやかに水分を補給しましょう。また、汗からは水分と同時に塩分も失われていくので、水分補給とあわせて塩分補給も行うと効果的です。水1Lあたり1~2g分の塩分補給が目安です。

暑さ指数

また、熱中症は同じ温度でも湿度が高いほどリスクが上がります。環境省が出している熱中症リスクの指標となる暑さ指数(WBGT)では、湿度の影響が全体の70%を占めるとしています。したがって、気温が高い日はもちろんですが、湿度が高い日にも熱中症リスクを警戒しておく必要があるのです。

出典:環境省・文部科学省「学校における 熱中症対策ガイドライン作成の手引き」から引用

暑さに徐々に慣らしていくこと

熱中症事故は急に暑くなったときに発生しやすい傾向があります。たとえば、梅雨明け直後に真夏日になったときなどです。急に暑くなったときは、運動量を減らすなどして熱中症事故の可能性を減らせるように配慮しましょう。また、「暑くなってから熱中症対策を考えればよい」と思っていると、取り返しのつかない事故を起こす可能性があるので、春先から熱中症対策を講じておく必要があります。

個人の条件を考慮すること

個人の体調や体質にも気を配る必要があります。寝不足や風邪などで体調が悪いと、体温の調節機能などの身体機能が低下して、熱中症のリスクが高まります。また、体力の低い人や暑さに弱い人も熱中症には要注意です。「このくらいの暑さなら大丈夫」とは考えずに日頃から個人個人の体調・体質に気を配り、「もしかしたら、あの人にとってはリスクが高いかも」と思って管理することが大切です。

服装に気を付けること

服装は体温調節に大きな影響を与えます。暑いときはなるべく薄着にしたり、頭部への直射日光を避けるために帽子をかぶったりすることも検討しましょう。どうしてもユニフォーム等で薄着にできないときは、こまめに休憩をとって軽装になれる時間を確保する配慮が必要になります。

部活で熱中症が発生した場合の対処法

もし部活動中に少しでも具合の悪い人がでたら、熱中症を疑うようにしましょう。くれぐれも「この程度なら大丈夫だろう」と考えないことです。ただちに運動をやめて、日陰で風通しのよいところや、クーラーの効いた室内などで休息をとらせるようにしましょう。休息中は熱せられた体を冷やすことと、水分・塩分を適切に補給することが重要です。

万が一、応答が鈍い、言動がおかしいなど重度の熱中症が疑われる場合は、ただちに医療機関に連絡して指示をあおぐようにしましょう。

軽度の熱中症の場合はすぐに体調が回復することもありますが、体調が少し回復したからといって無理して運動に復帰させず、その日は1日休ませるなどの処置をするのがよいでしょう。

体育館にはスポットエアコンの導入がおすすめ

部活動での熱中症というと屋外をイメージしがちですが、実は体育館などの屋内でも熱中症のリスクはあります。環境省情報サイトのデータによると、部活動中の熱中症事故のうち約30%が屋内スポーツで発生しています。

スポーツ種目別発生数(2012)

>>部活動中の熱中症対策 屋内スポーツ活動編 環境省情報サイト

特に多いのが、激しい運動を伴うもののゲーム中の水分補給が難しいバスケットボールやバレーボール、防具を着用する剣道などです。

体育館は密閉された空間であり、昼間は天井面に日射が容赦なく照り付けるので、容積が大きい割には簡単に気温が上がる構造になっています。一方で容積が大きい分だけ蓄積する熱容量も大きくなるので、一度上がった気温が下がりにくく、運動中の汗などの影響もあって、湿度は高くなってしまう傾向にあります。そのため、体育館で熱中症が起きにくい温度と湿度の低い環境を作るには、温度と湿度をコントロールできるエアコンが最適なのです。

「体育館にエアコンを設置したら、莫大な費用がかかってしまう」と思うかもしれませんが、実は導入期間も導入コストも大幅におさえられるエアコンがあります。それがスポットエアコンです。

株式会社イーズのスポットエアコン「スポットバズーカ」なら、以下4つのメリットがあります。

・狙ったところに冷風(爆風)を届けられる:活動場所をピンポイントで体感温度14℃まで冷却可能
・導入台数が少なくて済む:従来エアコンの半分以下
・導入コストが安い:導入コストも半分以下
・ランニングコストが安い:狙ったところだけを冷却できるので電気の無駄がない

スポットバズーカ

>>体育館を涼しくする方法を紹介!夏の暑さ・熱中症対策

これだけ多くのメリットがある「スポットバズーカ」は、実際に多くの体育館で採用されています。

※茨城県下妻市立体育館様

茨城県下妻市立体育館

茨城県下妻市の市立総合体育館及び市立千代川体育館の全室に、合計32セットの「スポットバズーカ」が導入されています。空調が導入できていないことは長年の懸念事項でしたが、導入費用がハードルになって空調を設置できないままでした。しかし、導入費用が一般的な空調設備に比べて格段に安いことから、「スポットバズーカ」を導入頂ける運びとなりました。

導入事例の詳細:https://esinc.co.jp/caselist/shimozuma-city/

※岐阜県羽鳥郡 笠松町立松枝小学校様

岐阜県羽鳥郡 笠松町立松枝小学校

コロナ禍の影響で夏季授業が実施されたこともあって、性能面とコスト面の理由で「スポットバズーカ」を選定して頂きました。「学校行事だけでなく、学校開放による地域のスポーツ活動でも快適に活動できるようになった」、「冷房はもちろん、暖房も効果があるので冬場でもとてもありがたい」などの声を頂いています。

導入事例の詳細:

https://esinc.co.jp/caselist/gifu-ken/

部活の熱中症・暑さ対策は重要

案内する女性

学校で発生する熱中症事故の多くは部活動のときに起きています。熱中症事故が起こりにくい環境を作るには、温度と湿度の両方を下げる必要がありますが、熱と湿気がこもりやすい体育館ではエアコンの設置が最も効果的です。そのエアコンの中でも、狙った場所をピンポイントで狙えて低コスト・高効率なスポットエアコンは最適な対策といえるでしょう。スポットエアコンについて詳しく知りたい方は、株式会社イーズまでご連絡ください。イーズでは、ご購入のプランだけでなくリースのプランもご用意しています。

製品の詳細はこちら:

https://esinc.co.jp/goods/spot-factory-betchi/?category=school

各種カタログ・資料を
無料ダウンロード

カタログ写真

株式会社イーズが独自に開発した、製品のカタログや取り扱い説明書をダウンロードいただけます。
必要事項をフォームに入力のうえ、送信してください。
ご返信メールにて、資料のダウンロードリンクをお送りいたします。
まずは気になる商品のカタログを読みたい、という方は以下からお進みください。