農業用ヒートポンプ記事
AGRI-HEATPUMP ARTICLE
投稿日:2026.03.31
更新日:2026.03.31
イチゴ栽培において、ヒートポンプとCO2施用などを組み合わせたスマート農業の実証が行われています。化石燃料の使用削減を目指しながら、収量の維持や労力軽減といった効果も期待されており、持続可能な栽培技術として検討が進められています。
福岡市は、都市近郊で高付加価値な農作物を生産する農家の課題解決に向けて、独自に先進的なスマート農業の実証や社会実装を進める。市内のJAや生産者らも協力。市貸農園での新技術の実証や、生産者とスマート農業技術を持つ企業などの結び付けを支援する。
「Fukuoka Cityスマート農業マッチングプロジェクト」として、2024年度から始めた。西区の今津リフレッシュ農園での新技術の実証支援では3企業を採択。生産者と企業の結び付けでは、4者が市内の生産者と実証する。
同農園でプロジェクトの報告会を開いた。生産者やJA福岡市の柴田清孝組合長、JA福岡市東部の濱崎一喜専務ら約20人が参加。同農園で実証する3社と市内の生産者と実証する2者が成果を報告した。高島宗一郎市長も出席した。
同農園で実証するカーボンエクストラクト (福岡市)は、特殊な膜で大気中から回収した二酸化炭素(CO 2)を施設園芸の施用で活用。ヒートポンプなどと合わせて化石燃料を使わない栽培の確立を目指す。
市内のイチゴ生産者・中村海さんは「ハウスが住宅街にあり、騒音対策として灯油を使ったCO2発生器を使っている。そこを電力でできる点に関心を持った」と話した。
アイナックシステム(久留米市)は、イチゴの自動収穫ロボットなどを紹介した。イチゴ農家の池俊伸さんは「人件費や経費が上がる中、収獲ピーク時の負担や経費の軽減に有用だ」と期待する。SACMOTS (サクモツ、福岡市)は、化学肥料・農薬を大幅に削減できる微粒子や、高温下でも収量や品質の低下を防げる技術「形状記憶種子」について解説。農家のコスト削減や高収入を目指す。
グリーン(株)(東京都港区)は、JA福岡市東部管内の生産者と実証する。ベテランと新人農家のハウスに「e-kakashi」 という機器を設置し、データを取集。出荷量の増加や労力軽減、技術習得に役立てる。イチゴの栽培を担当するJA福岡市東部営農生活課の田代裕幸さんは「ベテランと新人の差が埋まり、ベテランの収量も増えた」と話す。
九州大学の古閑研究室(古閑一志教授)は、シュンギクの種子へのプラズマ照射が夏場の生産力低下を抑える効果があるか検証している。
市とJA福岡市・JA福岡市東部は22年度に協議会を立ち上げ、スマート農業を推進している。(小林千哲)
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