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農業用ヒートポンプ記事

AGRI-HEATPUMP ARTICLE

観葉植物ハウスの暖房コスト3割削減|大風量ヒートポンプ導入で重油使用8割減(イーズ事例)

新聞記事

投稿日:2026.03.30

更新日:2026.03.30

観葉植物栽培のハウスに大風量ヒートポンプを導入し、重油使用量を8割以上削減、光熱費を約3割削減した事例です。温度むらの解消や病害の発生抑制など品質面の改善も確認されました。冷暖房に対応し幅広い品目に利用できる設備の特徴も紹介しています。

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[資材ナビ] 高い節油効果 観葉植物ハウス コスト3割減 大風量ヒートポンプ イーズ
2018年07月30日(月)  日本農業新聞 商材業界

重油の高騰で、電気を使いハウス内を冷暖房するヒートポンプが普及してきた。空調機器の製造・販売を手掛けるイーズは、大風量ヒートポンプ「ぐっぴーバズーカ」を売り込む。埼玉県加須市で観葉植物を栽培する細谷勇男さん(50)は、ハウス14棟に「ぐっぴーバズーカ」を導入して重油使用量を8割以上減らし、コストはおよそ3割削減できた。

・3.3アール1台で賄う

細谷さんがヒートポンプの検討を始めたのは、重油価格が1リットル当たり100円を超えた2013年。「価格に経営を左右されたくない」と考え、国の補助金を活用し、14年にヒートポンプを導入した。「ぐっぴーバズーカ」を選んだ理由は、省コスト性と風量の大きさ。ボイラーは、1台で10アールのハウスを加温できるが、ヒートポンプは複数台が必要なため、「購入するなら大風量を選んだ」と話す。

導入は、大型ハウス向き「BZツイン」13台と、小型ハウス向き「BZシングル」1台。100坪(約3・3アール)当たり1台を目安に設置した。既存の循環扇を併用し、ハウス内の空気を効率的に循環させ、温度むらをなくしている。

冬は加温、夏は送風で使用する。加温は、10~4月の午後4時から午前8時に、ハウス内温度が19度以下になれば稼働する。

急激な温度変化に備えてボイラーも併用するが、「ぐっぴーバズーカ」を先に稼働させるため、ボイラーは17度に設定。年間の重油使用量は8キロリットルと、導入前の65~70キロリットルに比べて8割以上削減できた。

電気代は、年間250万円で、重油代を含めて光熱費は約350万。導入前は重油代で500万円ほどかかっていたため、コストは3割ほど削減できた。

・生育むらなくす

細谷さんは「ハウス内の空気を循環させる。温度は外気と同じだが、風がハウスの中央まで届き、「作業が楽になった」と感じている。アザミウマ類の侵入を防ぐ防虫ネットを張ったハウスでは、通気性が悪く、温度が上がりやすかった。「風通しが改善し、病害は出にくくなった」と品質面の効果も実感する。

「ぐっぴーバズーカ」は、フィルターがなく、メンテナンスも簡単という。防水設計で水洗いが可能。「観葉植物が好む高湿度な環境でも故障の心配がない。1日2回の頭上かん水で水が掛かっても安心して使える」と話す。設置場所は、ハウスによって変えている。植物に直接風が当たると葉が切れることもあり、2メートルほどの鉢を栽培するハウスでは、高さ1.8メートルに設置した。オプションで自由に風向を変える「風向ガイド」も取り付けた。

細谷さんは「ハウス内の生育むらがなくなった。電気代ならコストも計算しやすく、利益も安定した」と満足する。改善点として、鉢取りが一斉に始まらないよう、鉢取り時間を調整できる機能を求める。

・ぐっぴーバズーカ

冷暖房に対応するヒートポンプ。暖房は10~28度、冷房は10~30度に設定でき、野菜、花き、果樹など幅広い品目で使える。「BZツイン」は、最大で毎分166立方メートル、「BZシングル」は、同83立方メートルを送風する。風は50メートル先まで届く。フィルターレスで、フィルターの詰まりがなく、高い暖房効率を維持する。ハウス内ユニットは、高さ92センチ、幅95センチ、奥行き33センチ。ダクトの取り付けも可能。コンパクトな大きさで、ハウス内につって設置もできる。

価格はオープン。問い合わせは、フリーダイヤル(0120)838722。

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