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農業用ヒートポンプ記事

AGRI-HEATPUMP ARTICLE

洋ラン栽培でヒートポンプ活用|グラマトフィラムの温度管理と安定生産(横浜)

新聞記事

投稿日:2026.03.31

更新日:2026.03.31

グラマトフィラムの栽培では、ヒートポンプと重油暖房機を併用しながら温度管理を徹底しています。年間を通じて高温環境が必要な洋ランに対し、防寒カーテンなども活用し、安定した生育と出荷を実現しています。

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グラマトフィラム出番 夏開花の大型種
東日本で唯一の生産
横浜市・折本洋蘭園
2025年07月18日(金) 日本農業新聞 ワイド2首都圏

【神奈川・横浜】横浜市都筑区の折本洋蘭園で6月下旬、長い花茎が特徴のグラマトフィラムの出荷が始まった。東日本で生産する唯一の園で、全国でも数件しかいない。夏に開花する大型種で豪華な仕立てが可能。 1シーズンに約2000鉢を出荷する。

グラマトフィラムの品種は「ヒヒマヌ」で花色は緑色だけだが、ハートやスイング型に誘引して消費者の目を引き付ける。栽培サイクルは2年半ほど。

同園は29棟80アールの温室を管理。冬のシンビジウムを主力にグラマトフィラムは、中元シーズンに合わせて生産する。ハワイ原産のため、年間を通じて20度以上での管理が必要。光熱費がかさむが、出荷先を輸送コストの少ない東京都の市場に絞ることで、収支のバランスを取っている。

栽培は3月に無菌状態のメリクロン苗を仕入れ、光量を調節するなど3カ月かけて温室に順化させる。室温 15度以下で生育が衰えてしまうため、温度管理を徹底。ヒートポンプと重油暖房機を併用し、防寒カーテンも二重にすることで真冬の夜温を乗り越える。

栽培で重要なのは、成長期に水や栄養を蓄えるバルブといわれる茎の基部を大きく育てること。一般的な洋ランよりも肥料を多めに与える独自の肥培管理をする。花芽分化のタイミングで一度かん水を止めると、花茎の長さがそろうという。出荷2週間前から花芽の本数に合わせて仕立て方を決め、支柱に沿って誘引していく。

園主の加藤悟さん (63) は「出荷は7月中旬までの短期間。楽しみに待っている人は多い。仕立てだけでなく涼し気な雰囲気も魅力で、ここ数年でテーマパークの入り口などにも飾られるようになった。色味を出すために同時期に生産するアンスリウムとの寄せ植えも最近は人気がある」と話す。

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