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農業用ヒートポンプ記事

AGRI-HEATPUMP ARTICLE

施設園芸の燃油高騰対策にヒートポンプ併用|ハイブリッド運転で節油を実現

新聞記事

投稿日:2026.03.31

更新日:2026.03.31

燃油価格の高騰を受け、施設園芸では節油対策の重要性が高まっています。ハウスの保温性向上や機器の点検に加え、ヒートポンプと加温機を併用するハイブリッド運転が有効とされています。日々の管理や設備の見直しを徹底することで、コスト削減と環境負荷低減の両立が期待されます。

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[論説] 燃油高騰対策 入念な準備で節油徹底
2023年09月20日(水) 日本農業新聞 総合2面12版遅

燃油価格の高騰が続いている。燃油の使用が増える秋冬作物の作業が本格化する中、施設園芸農家を中心に、生産コストは増えそうだ。影響を最小限に抑えるため、施設や機器が稼働する前から再点検し、節油対策を徹底しよう。

農水省によると、7月の燃料向けA重油1リットル当たりの価格は約111円、軽油は約153円。2020年を100とした価格指数は、A重油が144・5、軽油が129・8となり2割以上高い水準となった。円安や産油国の減産など燃油高となる条件は重なり、省エネ対策を経営に積極的に取り入れていきたい。

日本農業新聞は13日付から、トラクターや穀物乾燥機、施設園芸での省エネ対策を盛り込んだ「節油にトライ」企画を実施した。トラクターでは、水田耕うん時にエンジン回転数を通常より2割ほど下げ、軽油の使用量を25%削減している事例を紹介。

施設園芸では、ビニールの破れを補修し気密性を高めたり、内張りカーテンを設けて断熱効果のある空気層を作ったりして保温性を高める工夫を取り上げた。既存の施設や機器の本格使用を前に、事前の点検・清掃で、無駄なエネルギーの使用を抑えよう。加温機とヒートポンプを併用した「ハイブリッド運転」も導入コストはかかるが、中長期的には節油につながる。

スマート農業技術を節油対策に活用するケースも出てきた。30ヘクタール以上の水稲を栽培する関東の生産者は、もみ米の乾燥を工夫する。乾燥作業の灯油使用量を削減するため、乾燥機に入れるもみの水分率をあらかじめ設定しておくのが特徴だ。例えば1号機は21%、2号機は23%に設定する。収穫直後にもみ米の水分率が分かるセンサー付きの新機能コンバインで収穫し、該当する水分率の乾燥機に投入。水分率が高いもみが混じることで余計に燃料がかかるのを防ぐ狙いがあり、灯油使用量を1割減らした。こうした地道な積み重ねが、大きな節油効果を生む。

加えて農水省はホームページで「施設園芸省エネルギー生産管理マニュアル」、日本農業機械化協会は「農業機械の省エネ利用マニュアル」、JA全農は加温機メーカーと共同で点検と清掃の要点を解説する動画を作成し、公開している。自身の品目に合わせて活用してほしい。

燃油は、農業生産に欠かせない生産資材だ。日々の工夫次第で大きな省エネ効果をもたらすだけでなく、温室効果ガスの排出削減も期待でき、環境に配慮した農業につながる。生産者だけでなく、JAの生産部会や普及センターなど、地域ぐるみで有効な技術や対策を共有し、燃油高を乗り切ろう。

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