農業用ヒートポンプ記事
AGRI-HEATPUMP ARTICLE
投稿日:2026.03.31
更新日:2026.03.31
花き栽培の高温対策として、冷房・遮光・換気に加え、ヒートポンプの活用が紹介されました。終夜ではなく短時間の冷房運転を行うことで、電気代を抑えつつ採花本数やボリュームの向上といった効果が確認されています。環境制御と組み合わせた効率的な温度管理の重要性が示されています。
農研機構は気候変動に伴う花き生産の現状や対策をテーマにしたシンポジウムを開いた。温暖化で拡大する土壌病害の対策として、高知県農業技術センターの坂東卓弥氏が、低濃度エタノールを使った土壌還元消毒試験について報告。トルコギキョウの平均欠株率が1%未満に抑えられたと紹介した。
試験では、畝を立てた後、表面を十分に湿らせてフィルムで覆い、空気を遮断。そこに、低濃度エタノールを注入し、30度以上の条件で2、3週間程度密閉した。
低濃度エタノールによる土壌消毒後、11の試験地で一番花収穫時点までの欠株率を調べたところ、試験前に平均15・8%あった欠株率は、3年で同0.56%まで減った。坂東氏は「フィルムを取った後は土壌を動かさないことがポイント」として、畝を立てた後の消毒処理を勧める。
農研機構野菜花き研究部門の道園美弦氏は、施設での花き生産の高温対策について基本は「冷房、遮光、換気」で、追加としてヒートポンプの導入を検討してほしいとした。電気代が上がる中、電気代を抑えるために終夜ではなく、日没後4時間の短時間冷房を推奨。終夜冷房に比べ、カーネーションでは採花本数が多くなり、バラではボリュームが増した例を紹介した。
同部門の中野善公氏は、高温による開花遅延が課題となる菊について講演。菊の特性や環境の影響を理解した上で、品種や環境制御技術の両方から対策してほしいと話した。
(後藤真唯子)
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