電気料金の基本算定式とは
電気料金は、基本料金・電力量料金・消費税の合計額で算出されます。基本料金は契約電力に比例し、電力量料金は使用電力量(積算値)に比例します。
使用電力量の計算は電力契約に問わず同じですが、契約電力は電力会社との契約や、受電方式により異なるので注意が必要です。
契約電力の決定方法
低圧受電のお客さま
主幹ブレーカーなど電気設備の容量で決定します。
高圧受電のお客さま
電力会社が30分ごとの平均使用電力(デマンド)を測定し、過去1年間の最大デマンドから契約電力を決定します。この契約電力をもとに基本料金が算出されます。最大デマンドが500kW以上となった場合は、契約電力を協議して決定します。
デマンドとは
30分間の平均使用電力のことです。単位はkWで、30分ずつの時間区切りをデマンド時限とよびます。
最大デマンドとは
1ヶ月のうち最も大きいデマンド値がその月の最大デマンドとなります。当月の最大デマンドを含む過去12ヶ月間の中でもっとも大きな最大デマンドが当月の契約電力となります。下図の例では、7月までは前年8月の最大デマンド(100kW)が契約電力となります。
基本料金をおさえるために
デマンドを常に監視し、最大デマンドを抑制することが、基本料金をおさえることにつながります。イーズでは、デマンドを常時監視し、エアコンなどの運転を制御して契約電力を下げる「デマンドコントロールシステム」の導入を提案しています。